通信制高校のココが知りたい

全日制、定時制高校の生徒数が減少していく中で、通信制高校は、学習できるコースなども多様化してきており、既存の高校というものに馴染めないと感じる生徒や、他の興味を優先させたい生徒などの、多様なニーズに対応できる高校として人気となっています。

ここでは「通信制高校ってどんな学校?」「何が違うの?」「入学試験は?」「どんなことが学べるの?」「どうすれば卒業できる?」など、“通信制高校のココが知りたい”について、幅広く解説していきます。

通信制高校とは

通信制高校とは、高校の教育課程のひとつ。

教育課程が異なるだけで、卒業要件を満たせば、全日制高校や定時制高校と同様に高校卒業の資格を得ることができる高校です。

全日制や定時制との大きな違いは、「毎日通学する必要がない」「学年制ではなく単位制」「留年がない」という点です。京都つくば開成高等学校は学校教育法に定められた通信制課程の高校です。

増え続ける通信制高校の生徒数

高校進学率が98.8%(2016年統計)となる中、2020年度(2020年8月公開)の文部科学省の学校基本調査よると

通信制高校の生徒数は20万6994人(前年19万7779人・前年比9215人増)

全日制高校の生徒数は300万3890人(307万7136人・前年比73246人減)

定時制高校の生徒数は7万197人(8万1757人・前年比2560人減)

全日制高校、定時制高校の生徒数が前年度より減少する中、通信制高校だけが増加したことになります。

少子化が進む中、全日制、定時制高校の生徒数が急激に減少している反面、通信制高校は、2019年、2020年度と2年連続で、1万人近い前年比増となるほど人気を集めています。

通信制高校が選ばれる理由は、不登校をはじめ全日制や定時制に通えないという消極的な理由ばかりではありません。

「自由に時間を使いたい」「自分らしく夢を叶えたい」という積極的な理由で、京都つくば開成高等学校を選択する生徒も多くいます。

京都府の不登校・高校中退事情

平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(文部科学省)」によると、

京都府内の不登校生徒数は…、

  • 小学生722人
  • 中学生2,278人
  • 高校生910人

となっています。

生徒1000人当たりの不登校生徒数は…、

  • 小学生:5.6人(最多:沖縄県10.9人、最少:宮崎県4.1人、平均:5.4人)
  • 中学生:33.9人(最多:高知県44.8人、最少:福井県25.3人、平均:32.5人)
  • 高校生:12.9人(最多:沖縄県29.0人、最少:徳島県7.2人、平均:15.1人)

また、京都府の高等学校における中途退学者数は…、

1028人で、在籍者数に占める退学率は…、

1.4%(最多:沖縄県・鹿児島県2.2%人、最小:福島県0.7%、平均:1.4%)

となっています。

通信制高校の歴史

通信制高校のはじまり

1948年:

学校教育法が制定された際、通信制課程は戦後、全日制課程の高校に通えない生徒に通信の方法により教育の機会を提供するものとして、定時制課程とともに制度化されました。しかし、高校課程に設けられている教科・科目の一部を学習できるようにすることだけが目的とされていて高等学校卒業資格を取得することができませんでした。

通信制高校の変遷

1955年:

通信制高校の教育だけで、高等学校卒業資格を取得できるようになりました。

1961年:

学校教育法の一部改正により、「高等学校には、全日制の課程又は定時制の課程の他、通信制の課程を置くことができる」と定められました。これにより現在の通信制高校の基礎が完成しました。

1988年:

学校教育法の改正により、修業年限が「4年以上」から「3年以上」に改正されました。これにより全日制高校同様に、中学を卒業した3年後に高卒資格を取得することが可能になりました。また、大学入学資格検定(現高卒認定試験)に合格した科目を卒業に必要な単位に含むことができるようになりました。

2002年:

「構造改革特別区域法」により「株式会社立」の通信制高校が認められました。

現在の通信制高校

通信制高校は長年にわたり、多様な学習ニーズに応えるべく、さまざま学習の機会を提供してきました。

戦後まもなくは、中学を卒業してすぐに働く勤労少年の入学者が大半でした。現在では、さまざまな目的を持った生徒に通信制高校が選ばれています。

不登校、発達障害といった悩みがある人はもちろん、趣味を極めたい、スポーツ、芸能活動と両立したい人、大学進学をめざす人…。現代社会における「教育」は、徐々に多様化してきています。

人々の価値観の変化や時代の移り変わりに伴い、高校もまた、その在り方を変え始めています。教育の多様化に伴い「通信制高校の一般化」はますます進んでいくでしょう。

全日制・定時制・通信制の違い

全日制

日・祝日や長期休暇を除いた週5~6日学校に通い、1日5時間から8時間の授業があります。

年間の授業日数は年に190日~220日程度となり、3分の2以上の授業に出席し、定期試験で及第点をとることで次の学年に進級できます。修業年限は3年と定められています。

定時制

夜間その他特別の時間帯又は季節の日・祝日や長期休暇を除いた週5~6日学校に通い、全日制よりも短い1日4時間程度の授業があり、学期ごとの試験を通じて単位を取得します。

1日に受ける授業の数が少ないので4年間で卒業というのが一般的です。

通信制

基本的に自学自習で通学を義務化せず、通信による教育を行う課程のことです。週1~5日程度通う学校もあれば、年5日程度の合宿に参加すればよい学校まで様々です。単位制の場合、留年はなく、スクーリング、レポート、テストの3つで学習を進めていき、3年間で74単位以上の修得が認められれば卒業となります。修業年限は3年以上と定められています。

通信制高校と、全日制や定時制高校の違いは、大きく「登校頻度」「授業形態」の2つが挙げられます。

個々に合ったペースで学習し卒業資格を取得することができるため、通信制高校のニーズは年々高まっており、不登校や高校中退を経験された方、スポーツや芸能活動をしている方等に適した学びのスタイルとして注目されています。京都つくば開成高等学校も通信制課程の高校です。

学年制と単位制の違い

学年制

全日制高校や定時制高校のほとんどが学年制を取り入れています。学年ごとに与えられた教科・科目を学習し、すべての単位を修得すると次の学年に進級できるシステムです。その学年で修得すべき単位を1つでも落とすと留年となり、落とした単位だけでなく、それまでに修得した単位もまた一から取得しなければいけません。

単位制

通信制高校や一部の全日制高校、定時制高校で導入されている制度です。一つひとつの科目ごとに修得可能な単位数が決められており、卒業までに必要となるすべての単位を修得していきます。高校に3年間通えば必ず卒業ができるというわけではありません。学年による教育課程の区分を設けないため、最終学年に達するまで留年ということはありません。

実際にはすべての高等学校の課程において単位というものが存在しています。全日制高校から通信制の京都つくば開成高等学校へ編入や転入する場合は、以前の学校で修得した単位を引き継ぐことができます。

通信制高校の学費

一般的な、全日制高校で1年間の学費は、文部科学省の「子供の学習費調査」(平成30年度)によると…、
公立高校で280、487円、私立高校で719,051円です。

通信制高校の学費は、全日制や定時制よりも安く抑えられるところが多く、特に公立の通信制高校は安く設定されていて、入学金や授業料などを合わせても、10万円程度で卒業することも可能です。ただ、各都道府県に1~2校しかない、入学時期が定められている、自主学習+レポート提出で勉強に関してのサポートが少なく卒業率も低いといったデメリットもあります。通いやすい場所に学校があり、目的意識を持って、自主自律で頑張れる人は公立を選んでも問題ないでしょう。

私立の通信制高校(技術連携校やサポート校も含む)の場合は、入学金10万円程度、年間授業料は10万円~100万円までさまざまです。これは、各学校のカリキュラム、サポート体制、スクーリング日数、設備、授業内容の充実度などの違いがあるからです。

学費が安い、高いだけではなく、やりたいことや自分に必要なことなどにも目を向けて学校を選ぶことが大切です。

転入・編入学の場合、前籍高校での取得単位数や選択するコースによっても学費が異なってきます。また、家庭の収入によっては就学支援金という無利子の給付金によって学費を安くすることもできたりします。

悩む前に、まずは、興味のある学校に個別に相談することをおススメします。

京都府独自の学費支援制度

通信制高校への進学には国の就学支援金が用意されていますが、以下の様な、京都府独自の支援金制度も利用する事が可能です。

京都府内に在住する生活保護世帯または道府県民税所得割及び市町村民税所得割非課税世帯の保護者に対し、奨学のための給付金支給事業を実施しています。

京都府内に在住する生活保護世帯または道府県民税所得割及び市町村民税所得割非課税世帯の保護者に生活保護世帯、あるいは市町村民税非課税世帯(ただし、以下(1)~(6)の世帯に該当する場合)の子で高等学校に進学される方及び在学中の方を対象にした奨学金の制度があります。
  1. 母子世帯
  2. 父子世帯
  3. 児童世帯
  4. 障害者世帯
  5. 長期療養者世帯
  6. 以上に準ずる世帯

京都市を除く京都府内に居住する母子家庭の母が対象高校生を養育しているとき支給されます。

京都市を除く京都府内に居住する母子家庭の母市民税が課税されていない世帯や生活保護を受給している世帯の高校生等に対し、高等学校等での修学を支援することを目的に、入学準備や学用品購入などの費用を助成します。 

通信制高校の種類

1. 広域通信制高校と狭域通信制高校

広域通信制高校

全国あるいは3つ以上の都道府県の生徒を募集対象としている通信制高校の事です。

受験するためには募集対象の都道府県に在住している必要があります。

狭域通信制高校

高校所在地ともう1つの都道府県の生徒を募集対象としている通信制高校の事です。

京都つくば開成高等学校は狭域通信制高校です。

多くの狭域通信制高校が全日制との併置校であるのに対し、京都つくば開成高等学校は京都府認可の一条校として、京都府在住の生徒を限定に登校型の狭域通信制高校として、教育活動を行っています。

2. 独立校と併置校

独立校

通信制の課程のみ設置している高校(学校数117校 「2020年度学校基本調査」)

併置校

全日制など他の課程も設置している高校(学校数140校 「2020年度学校基本調査」

京都つくば開成高等学校は、京都唯一の通える通信制の独立校として、京都駅より徒歩8分の立地に2008年に開校しました。

多彩なプログラムが学べる「きずな館」、進学と心のケアを中心とした「のぞみ館」。2つの校舎で充実したキャンパスライフが送れます。

3. 公立と私立(学校法人と株式会社立)

公立

東京都や茨城県や京都府など地方公共団体によって設立、管理、運営される学校。「都立」や「県立」や「府立」と呼ばれます。

一般的に学費が安めです。(学校数78校 「2020年学校基本調査」)

私立

学校法人や企業によって設立、管理、運営される学校。一般に学費が高めです。(学校数179校 「2020年学校基本調査」)私立通信制高校をさらに分類すると学校法人立と株式会社立に分けることができます。

学校法人立

公益法人の1つであり、私立学校の設置を目的として私立学校法の定めるところによって設立される法人です。文部科学大臣か都道府県知事によって所轄されています。

株式会社立

学校教育法で私立の学校をつくることが認められているのは、「学校法人」だけです。しかし、「構造改革特別区域法」という規制緩和を推進するための法律が2002年に成立。これを受けて、構造改革特別区域では株式会社やNPO法人が学校をつくれるようになりました。構造改革特区は、地方活性化を図るために設定された区域ですので、本校の所在地は都市部ではなく地方にあることが多いです。

私立高等学校を設立するには、各都道府県からの認可を受ける必要となります。

京都府内にある通信制高校でも、京都府以外の他府県から認可を受けて設置している場合や、株式会社が設立した場合などがありますが、京都つくば開成高等学校は、京都府より認可を受けて、京都駅前徒歩8分の好立地に校舎を構えています。

他府県認可の学校や株式会社が設立した学校では、京都府が行う学費補助制度等も利用できない場合があります。京都つくば開成高等学校ではそういった心配は必要ありません。

京都府の通信制高校一覧

公立の通信制高校

  • 京都府立朱雀高等学校
  • 京都府立西舞鶴高等学校

私立の通信制高校  ※京都府私立学校名簿

広域制

  • 京都共栄学園高等学校
  • 京都美山高等学校
  • 京都廣学館高等学校
  • 京都芸術大学附属高等学校

狭域制

  • 京都つくば開成高等学校
  • 京都西山高等学校
  • 京都成章高等学校

京都府内にキャンパス・学習拠点がある通信制高校

  • ECC学園高等学校
  • ゴールフリー高等学院
  • 学校法人神村学園
  • 第一学院高等学校
  • クラーク記念国際高等学校
  • ヒューマンキャンパス高等学校
  • N高等学校
  • トライ式高等学院
  • 日本航空高等学校
  • 鹿島学園高等学校
  • 鹿島朝日高等学校
  • 鹿島山北高等学校
  • さくら国際高等学校
  • 代々木高等学校
  • 八洲学園大学国際高等学校
  • 長尾谷高等学校
  • 精華学園高等学園
  • 東林館高等学校
  • NHK学園高等学校
  • KTCおおぞら高等学院

など・・・

高卒資格と高卒認定の違い

高卒資格

高校卒業資格のことで、全日制、定時制、通信制いずれかの「高校を卒業した」という事実を示す資格のことです。

高卒認定資格

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)に合格することで取得できる資格のことです。

この資格を取得すれば、高校を卒業した人と同等の学力があることが認められるので、高校を卒業せずに、大学や専門学校等の受験資格が得られますが、高校を卒業したことにはならないため、高卒資格としては扱われません。

京都つくば開成高等学校は学校教育法第1条に定められた高等学校です。

全日制や定時制と同様に卒業に必要な単位数を修得することで、高卒資格を取得できます。京都つくば開成高等学校では、自分に合った登校スタイルを選択し、学習を進め、単位を修得することで高卒資格を取る事ができます。

入学の種類について

新入学

中学を卒業後どれだけ期間が空いたとしても、高校に初めて入学することを新入学といいます。

多くの通信制高校では2学期制を取っており、新入学は4月と10月が可能となっています。

転入学

転入学は現在在籍している高校を出て、次の高校に行くことを転入学と呼びます。

編入学

高校中退後、もう一度、他の高校に入学することです。

転編入学の場合、京都つくば開成高等学校へは、期間を問わず随時入学可能です。

また、前籍校で修得した単位数や在籍期間を引き継ぐことができるケースが多く、その状況に合わせて残りの在籍期間や履修科目の決定がされます。

通信制高校の学習方法

通信制高校の単位修得の基本は、レポート・スクーリング・テストです。

レポート

各科目から課される報告課題のことです。

レポート作成は通信制の学習の基本となるもので、自宅や学校での自学自習が中心となります。

レポート作成を通して各科目の学習内容をつかみ、理解を深めていきます。

スクーリング

通信制高校で単位修得するためには、レポート・スクーリング・テストの3つの学習が必要です。

スクーリングは、レポートや認定試験とともに、単位認定の大きな3本柱の一つです。

科目ごとにスクーリングの必要出席時間が定められており、毎日登校する必要はありませんが、直接先生から学習指導(スクーリング)を受け、学習内容の理解を深めていきます。

テスト

単位認定試験は、レポート・スクーリングで行った学習の総仕上げです。

不合格点であったり、未受験であったりすると、単位不認定となってしまいます。

履修中の科目については必ず受験し、単位修得を目指してください。

また、単位認定試験は、成績評価を行う上でも重要な試験で、5段階評定に大きく影響します。

進路選択の大切な要素となります。

通信制高校の大学進学事情

定時制高校、通信制高校ともさまざまな事情を抱える生徒を対象としていることから全日制と比べると学習内容が平易なものになっています。

ですから、大学進学を第一の目標に掲げる生徒にとっては、定時制高校や通信制高校の学習内容だけでは決して十分とは言えません。

しかしながら、全日制高校に比べて登校日が少ないので、勉強しながら自分の自由時間が十分に確保できることは大きなメリットになります。

大学受験に特化した進学コースを設置している学校もあり、全日制高校に通う生徒と同じように、通信制高校に通いながら、大学受験対策の塾や予備校にも通うようなダブルスクールをこなしている生徒も多くいます。

仮に全日制の進学校に在籍していたとしても、勉強もせず下位の成績だとしたら、希望の大学には進むことは難しいでしょう。

つまり、どの教育課程に在籍していても、自分の努力次第で進学への道は開けるということです。

京都つくば開成高等学校では、最新のタブレットを生徒全員に無償貸与。中学の総復習から医学部受験対策まで、予備校講師の4300講義が見放題となっています。

「やる気になった時がはじめる時」いつでも、だれでも大学受験勉強に取り組めます。

また進学コースもあり、勉強に集中できるのぞみ館で、受験に対応した少人数制授業を開講しています。

大学受験指導経験の豊富な先生が、授業や問題集で分からない所は個別で丁寧に指導していますので安心して学習ができます。

全日制のように、学校に通う通信制高校もあります

「自学自習」や「通信」という独特な学習スタイルが特長の通信制高校。

全日制高校と同じように、毎日あるいは、週に1日~4日登校し、授業を受ける通信制高校もあります。すべての通信制高校がまったく登校不要ということではありません。

何らかの理由があって不本意ながら全日制高校を中退した人にとっては、無理なく自分のペースで登校もできる通信制高校での再スタートも選択肢のひとつです。

登校型の通信制高校の京都つくば開成高等学校では自分のライフスタイルに合わせて、「クラス制」、「フレックス制」、「土曜日選択制」、「夏冬集中受講制」の4つの登校スタイルから選ぶことができます。

通信制高校 京都つくば開成高等学校について

京都つくば開成高等学校は、通信制課程の仕組みをベースとして、生徒の自立・自己選択に基づき、通信制と全日制の良さを両立させた学習スタイルで、生徒の個性に寄り添い、最適な学びを提供します。

不登校や学力不振などから、全日制高校への進学、または一度は入学したものの卒業をあきらめてしまった生徒のニーズに応え、「全日制高校に近い、同じような環境」で学べる登校型の通信制高校です。

「規則正しい時間で通う」「ホームルームや休み時間があり友達もできる」という憧れの学校生活を地元、京都の通信制高校の中で体感できます。