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詳しくわかる、通信制高校のこと。
京都つくば開成高等学校のような「通信制高校」をネットや書籍で調べていると、「どういう意味だろう?」というような用語に出会いませんか?
そんなみなさんのために通信制高校に関連した用語をまとめてみました。
通信制高校を調べていてわからない用語がありましたら検索してみてください。
学校の種類等について
通信制高校
通信制高校とは、基本的に自学自習で通学を義務化しない新しい教育のシステムです。
学校教育法により、3年以上在籍し、必要な単位数74単位を修得することで高校の卒業資格を取得できます。毎日通学して全日制高校と同じように学校生活を送れる通信制高校もあり、京都つくば開成高等学校は通学型の通信制高校です。
高等専修学校
高等専修学校とは、中学卒業生を対象に職業教育に重点を置いた教育を行う学校です。
調理師、理美容師等の国家資格を取得したい生徒や、簿記等をはじめとした職業や仕事に役立つ資格を取得したい生徒の進学先となっています。
卒業時には高等学校卒業と同等の資格が受けられ、大学入学資格付与指定校なら大学進学も可能です。
大学入学資格付与指定校
大学入学資格付与指定校とは、修業年限3年以上の高等専修学校のうち、文部科学大臣が指定した要件を満たした高等専修学校のことをいい、指定校の修了者は大学入学に関し、高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められ大学や専門学校等の受験資格が得られます。
高等学校卒業程度認定試験
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)は、高校を卒業した人と同等の学力があるかどうかを認定するための試験のことで文部科学省が実施している国家試験です。
認定試験に合格すると、高校を卒業せずに、大学や専門学校等の受験資格が得られますが、高校を卒業したことにはならないため、高卒資格としては扱われません。
高卒認定予備校
高校卒業と同等であると認定する「高等学校卒業程度認定試験」に合格するための学習をするのが高卒認定予備校です。
高卒認定合格に必要な科目は、「必須科目」と「選択科目」にわかれ、選択科目の内容よって、8科目から10科目になります。必要な科目すべて試験に合格する必要があり、それらの科目について学習する学校となります。
通信制サポート校
通信制サポート校とは通信制高校に在籍する生徒に対して、3年間で卒業ができるよう単位取得・進級等に必要とされる支援を行う民間の教育施設のことです。
通信制サポート校の費用は、通信制高校の費用とは別に必要になります。
必ずしも通信制サポート校に入学する必要はなく、京都つくば開成高等学校のような通学型の通信制高校であれば、高校独自のサポートが手厚いのでサポート校を併用する必要性は少ないです。
フリースクール
文部科学省はフリースクールを「不登校の子供を受け入れることを主な目的とする団体・施設」と定めていますが、フリースクール自体は法や制度等によって定められた学校ではないため、その定義はさまざまです。
学校に通えない子どもたちの居場所であったり、学校復帰や自立を促す場所として、高校卒業資格等を目的としない場合が多いです。
教育課程の種類について
全日制課程
全日制課程とは、学校の教育課程のうち、平日登校の過程で1日5時間から8時間の授業があり、朝8時過ぎから午後4時半程度までの日中に学習する課程のことです。修業年限は3年と定められています。
一般的には学年制が多いですが、近年単位制を導入している学校もあります。一般的に高等学校といえばこの課程を指すことが多いです。
定時制課程
定時制課程とは、学校の教育課程のうち、夜間その他特別の時間帯又は季節において授業を行う課程で、全日制よりも短い1日4時間程度の時間帯で学習する過程のことです。
1日に受ける授業の数が少ないので4年間で卒業というのが一般的です。
通信制課程
通信制課程とは、学校の教育課程のうち、通信による教育を行う課程のことであり、学校教育法により、修業年限は3年以上と定められています。
個々に合ったペースで学習し卒業資格を取得することができるため、通信制高校のニーズは年々高まっており、不登校や高校中退を経験された方、スポーツや芸能活動をしている方等に適した学びのスタイルとして注目されています。
京都つくば開成高等学校も通信制過程の高校になります。
学習制度について
単位制
一つひとつの科目についての学習成果を評価するもので、教科書とテキスト等の副教材を使って学習し、定期的にレポートを提出し、テスト(単位認定試験)を受験します。
その年に選択した教科・科目が修得できない場合は翌年に履修することもできます。学年による教育課程の区分を設けませんので、その為、最終学年に達するまで留年という事はありません。
すべての高等学校の課程においては単位制が実施されていますが、単に「単位制」と呼ぶ場合は、一般的に「学年制を実施せず、単位制のみによる教育を行なっている場合」を指します。通信制高校や一部の全日制高校、定時制高校で導入されている制度です。
学年制
1年ごとに与えられた教科・科目を学習し、すべての単位を修得すると次の学年に進級できるシステムになります。
その学年で取得すべき単位を1つでも落とすと留年となり、その学年の学習をもう一度すべてやり直すことになります。
全日制高校や、定時制高校では、学年制と単位制を併用している学校が多く存在しています。
単位制について
レポート(添削指導)
通信制高校においては、全日制・定時制高校に比べ登校日数・回数が非常に少なく定められています。
少ない登校回数の学習を補うために自宅で学習し、学校が定めた回数のレポートを提出し、添削指導を受けることが学びの大きな柱の一つになり、必須の学習内容になります。レポートの作成枚数は、文部科学省が定める学習指導要領にて定められており、各教科ごとに設定されます。
スクーリング(面接指導)
全日制・定時制高校における授業に当たるものになります。毎日の自学自習で、わからないところ、あるいは疑問に思うことを、登校した時に先生に質問する等、直接指導を受けることをいいます。
各科目ごとのスクーリング出席必要回数は、文部科学省が定める学習指導要領にて定められており、各教科ごとに設定されます。
テスト(単位認定試験)
テストの合格により最終成績評価・単位認定がされます。レポートの問題内容がテストに出題されるケースが多いようです。
通信制高校の場合は多くが単位制での運営がされており、この場合の単位修得は、原則以下のように進められます。各都道府県ごとに認可された施設でのスクーリング出席、レポート作成・提出、それぞれ認可された施設内にてテスト受験、そして合格によって、それぞれの科目に対しての成績評価・単位認定という流れです。
また、このテストを受けるためには、上記レポートやスクーリングの条件をクリアしていなければなりません。
特別活動
ホームルームや入学式、卒業式等の学校行事のことです。
1単位50分で計算され、学校によって修学旅行や体育祭、体験学習、クラブ活動等、さまざまな活動が設けられています。
入学の種類について
転入学
高校在学中に、ほかの高校に入学することです。京都つくば開成高等学校はじめ、通信制高校の大多数が、期間を問わず随時入学可能です。
また、転入の際には前籍校で修得した単位数や在籍期間を引き継ぐことができるケースが多く、その状況に合わせて残りの在籍期間や履修科目の決定がされます。
編入
高校中退後、もう一度、学校に在籍していない人が、第1学年の開始時期を過ぎた途中から他の学校に入学することです。
京都つくば開成高等学校はじめ、通信制高校の大多数が、期間を問わず随時入学可能です。
また、編入の際には前籍校で修得した単位数や在籍期間を引き継ぐことができるケースが多く、その状況に合わせて残りの在籍期間や履修科目の決定がされます。
学科について
普通科
工業科や商業科等の専門的な学習・実習を学ぶのではなく、広く一般的に必要とされる基礎的な内容を学びます。
国語・地理歴史・公民・数学・理科・保健体育・芸術・外国語・家庭・情報等の教科群により編成されています。
専門学科
基礎科目に含まれない工業・農業・商業・家庭・芸術といった専門的な学習をするカリキュラムが組まれています。
また、普通科に含まれている社会科学・自然科学・人文科学・保健体育の高度な学習をする専門学科もあります。
この専門高校に分類される学科の授業は、座学のみならず、実習の時間が多く取り入れられています。
総合学科
総合学科とは、普通科と専門学科を融合した新しい学科です。選択履修により普通教育と専門教育の両方を総合的に施す学科のことです。
基礎的な分野を学びつつ、興味や関心のある分野を専門的に学ぶことができます。
普通科よりも多岐にわたり、専門学科よりも幅広い視野で自身の将来への学びを進める学科になります。
通学可能区域について
広域通信制高校
全国あるいは3つ以上の都道府県の生徒を募集対象としている通信制高校の事になります。
受験するためには募集対象の都道府県に在住している必要があります。
狭域通信制高校
高校所在地ともう1つの都道府県の生徒を募集対象としている通信制高校の事になります。
京都つくば開成高等学校は狭域の通信制高校です。京都府に住所がある方のみ出願することが可能です。